伊良部島で受け継がれる酒造り
宮の華は、1948年に伊良部島で創業。 海に囲まれたこの島で、島の人々の暮らしとともに 泡盛を造り続けてきました。
現在では伊良部大橋によって宮古島と陸路で結ばれていますが、 かつて島への行き来は船が当たり前。 海を隔てた島だからこそ育まれてきた暮らしや文化があり、 宮の華もまた、その土地に根を張ってきた酒造所です。
宮の華を語るうえで印象的なのが、 女性たちが中心となって受け継いできた酒造り。 杜氏をはじめ、製造から蔵の運営まで女性たちが活躍し、 泡盛業界でも独自の存在感を放ってきました。
島の名を背負うような華やかさを持ちながら、 酒造りはあくまで丁寧に、そして堅実に。 伊良部島の風土と人の手によって育まれる、 島生まれの泡盛です。
MoodToyo's Stocks
現在販売されている泡盛だけでなく、 MoodToyoで長く保管してきた瓶や、 時間を重ねた泡盛もご紹介します。
宮の華 30度 (一般酒)【販売中】
瓶詰時期:----
「女性杜氏が十月十日(とつきとおか)の母の思いを込め、麹に語りかけ労わりながらじっくりと育てたその繊細な風味」というなんとも頭が下がる思いの泡盛。この一般酒も1年間貯蔵ののちの出荷のため、すっきりとした辛口の中にも、華やかで爽やかな香りとまろやかな味わいがあります。
華翁 35度 (古酒)【販売中】
瓶詰時期:----
8年貯蔵酒がブレンドされた華翁、静かに時を重ねた熟成がもたらすコクのある上品な風味、柔らかい甘みも好印象。
宮の華 30度(古酒)【熟成中】
瓶詰時期:-----
お手頃な古酒なので当時よく売れました。今は廃盤になったかも。
店主の記録
「女性が醸す泡盛」。 そんな言葉から、なぜか昔の巫女さんの「口噛み酒」のようなものを 勝手に想像していた自分。 実際に酒造所を訪ねてまず感じたのは、 とても綺麗に手入れされた蔵だということでした。
所内の見学は叶いませんでしたが、 整然とした佇まいには細やかな気配りが感じられ、 どこか「聖域」のようにも見えてきます。 そこへ汗だくのオジさん(でもないな、当時は笑)が ズカズカ入ってはいけないような気がして、 泡盛を数本分けていただき、足早に失礼いたしました。
いま東洋にある「華翁」は、その時に購入した一本です。 今思い返せば、訪れたのは2010年の5月でした。
「うりずん」の過ごしやすい季節もそろそろ終わり、 梅雨の湿気を帯びはじめる伊良部の5月。 島のあちこちで可憐に咲いていた白い百合の花が、 宮の華で働く女性たちの姿と、今も妙に重なって思い出されます。