島人たちが守ってきた、与那国最古の蔵
崎元酒造所の始まりは1927年。 与那国島の17人の島人たちが共同で酒造りを始めたことに その歴史はさかのぼります。 現在も続く与那国島の酒造所のなかでは、 最も古い歴史を持つ蔵です。
島で飲む酒を、島で造る。 小さな島で始まった酒造りは時代を越えて受け継がれ、 1971年には「崎元酒造所」として新たな歩みを始めました。 代表銘柄は、島の名をそのまま冠した「与那国」。 今ではこの島を代表する泡盛のひとつとなっています。
崎元酒造所では一般的な泡盛とともに、 与那国島だけに受け継がれてきた「花酒」も造り続けています。 蒸留の最初に流れ出すアルコール度数の高い酒で、 「花酒 与那国」は60度。 酒でありながら火を近づければ燃えるほどの強さを持つ、 最西端の島ならではの酒です。
2006年には祖納の集落から現在の酒造所へ移転。 新しい設備を取り入れる一方で、 昔ながらの直火蒸留による酒造りも受け継いでいます。 島の名を掲げ、島に残る酒の文化を守りながら、 崎元酒造所は今も「与那国」を造り続けています。
MoodToyo's Stocks
現在販売されている泡盛だけでなく、 MoodToyoで長く保管してきた瓶や、 時間を重ねた泡盛もご紹介します。
与那国 30度 (一般酒)【販売中】
瓶詰時期:随時入れ替え
与那国 43度 (一般酒)【販売中】
瓶詰時期:----
よなぐに花酒 60度 (古酒)【熟成中】
瓶詰時期:----
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与那国・花酒 60度 (古酒)【熟成中】
瓶詰時期:----
2003年4月に仕入れた花酒の3升甕。未開封のまま23歳を迎えました。
「花酒」。
あまり知られてはいないが、それもそのはず。
与那国島だけで造られている、アルコール度数60度の特別な酒です。
原料も造り方も泡盛と同じだが、45度を超えるため
酒税法上は「泡盛」ではなく「スピリッツ」に分類される。
これまで紹介してきた泡盛の酒造所が持つ
焼酎の製造免許だけでは、この60度の酒を造ることはできない。
もっとも近年は、GINだRUMだとスピリッツを手掛ける
泡盛酒造所も増えてきた。
それでも「花酒」といえば、与那国島。
島に古くから受け継がれてきた、独特の酒文化なのです。
蒸留の初めに出てくる部分を高い度数のまま採る酒ではあるが、 原料も製造工程も泡盛と同じ。 違うのは、その度数。 いわば「泡盛なのに、泡盛とは名乗れない酒」でもある。おもろ。
ここで最も気になるのが、 「なぜ与那国に、これほど強い酒が生まれたのか?」ということ。 台湾の酒文化の影響を受けたともいわれる一方、 花酒は飲むためだけの酒ではなく、 消毒や湿布など薬の代わりとしても使われてきたという。 さらに、かつて行われていた洗骨の儀式では、 遺骨を清めるためにも使われた。 (沖縄本島などで泡盛)
だからこそ、本土復帰によって日本の酒税法が適用された後も、 単なる「度数の高い酒」ではなく、 与那国独自の風習と酒文化として造り継がれてきた酒なのです。
20年ほど前、試飲会でお会いしたことがある 現代表の崎元俊男さん。 久しぶりにお会いしても、大きな身体も健康的な印象もそのままでした。
「与那国限定!」 そう書かれると、買わなきゃ損をするような気持ちに 見事に誘導され「与那国島訪問の記念」として60度の花酒をGETし、喜んで酒造所を後にしました。 まだ、この後起こる事態も知らずに・・・